眠り姫はひだまりで

「ありがとーっ」

「いえいえ」

ああもう、ミオ大好き!

感動しながら、大和にもらった袋をあける。

「丸井さんのあとであけられると、すごく恥ずかしいんだけど」

何故か、申し訳なさそうに、大和が言ってる。

な、なんだろう…

袋に手を突っ込むと、なんだか柔らかい。

「………?」


…出てきたのは…


「………まくらだ」


低反発まくら。

…うん、枕だ。


ぶ、とミオと裕也くんと朔くんが、吹き出した。


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