眠り姫はひだまりで


「……え、僕だけ?」


「駄目かな?色葉の家、たぶん今頃ケーキとか用意してるだろうし、早く帰った方がいいと思って」

…まぁ、それは確かにそうだけどさ。

けど、でも!

ミオ、絶対それだけじゃないでしょお!


「ダメ?」

「いや…僕は全然いいけど……」


ぽかんとしている私と純くんを見る、大和。

大和に断る理由はないし、断ろうとも思ってないだろうけど。


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