眠り姫はひだまりで
言うと、純くんは「ああ」と思いだしたように笑った。
「いいよ。寝ろって言ったのは俺だし」
「ありがとう、ほんとに…」
なんだか、ケンカっぽいことして、気まずくなってたのが嘘みたいに、普通に話せる。
仲直り、できるかもしれないな。
それから、私の家まで他愛のない話をして帰った。
*
「ありがとう」
私の家の前まで来て、玄関前でお礼を言った。
「うん」
…楽しかった。
純くんと話すの、楽しかったな。
やっぱり…仲直り、したいな。
純くんがそう思ってくれてるか、わかんないけど……