眠り姫はひだまりで
お姫様のように
「『ギャップやばーい』だって。イケメンはどんなでも許されるんだねえ」
なんて皮肉を言ってみる、休憩時間。
純くんとふたりで、自販機の前にいる。
私がジャンケンに負けちゃって、自販機に買い出しに行くことになっちゃって。
そしたら、純くんが『ひとりじゃ持ちきれないだろ』って言って、ついてきてくれたんだ。
ちょっと…ていうかだいぶ、他の女子の目が怖かったんだけど。
二組の人達と遊んだ日以来、空き教室以外で純くんと話すことができるようになった。