眠り姫はひだまりで
「……………なにしてんの」
…えっ、あ、え、えーっと。
さすがミオ様、考えてることをそのまま口に出したってかんじだ。
「寝てたの?」
あたしがさっきデカい音出したから、というミオに、「あ、違う」と慌てて言った。
すると、え、違うの?という顔をされる。
う、ええ、えーっと…
「み、ミオは、なんでここに…?」
見上げると、ミオは「はぁ?」とあからさまな声を出した。
「あんたがいつまで経っても、教室に戻ってこないからでしょーが。もう五限目終わったわよ?ついでに六限目も始まったわよ?」
むぅ、と可愛らしく頬を膨らませ、私を睨む。