眠り姫はひだまりで


……………って、期待してたんだけど。


………純くんは…

机ベッドに伏せて、肩を震わせていた。


………え………

なに、この光景?

私には………………

笑いをこらえているようにしか、見えないんですけど。


「………純くん……?」

めちゃくちゃ嫌な予感。


「……くっ……くくっ……あーもうマジで、色葉勘弁してー………笑い抑えすぎて腹いてぇ」

 
……………あぁ。ジーザス。

この男は、どこまでドSなのですか。

 
「…………どこからどこまでが嘘なのかな………?」

プルプル肩が震える。

そろそろ私も限界ですよ…………!


 「……っ……ど、どこからだと思う?」


未だに笑いをこらえている純くん。

 
「………純くん……………」


私が精一杯睨むと、純くんは慌てて(半笑い)、言った。


「ゴメンて。いじめすぎたよ。もー、ほとんど嘘だから。いままでーとか言っちゃったけど、アレもぜーんぶウソ」


「嘘でしょぉ………!?まただまされたぁ~~~っ」


「ははは、いやー、やりがいがあるよ。ホント………」



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