俺様彼氏の説明書




私はクラスメイトに断って教室を後にした



2人はきっと図書室に行ったんだろう



私もそちらの方向に重い足をゆっくりと進める



いつも背中を押してくれる人は今はここにはいない



恋愛の神様は私に自分自身の力で動き出す試練を与えているの?



恋愛レベルは上がっていない



今の光景を見せられてヒットポイントも残りわずかだ



ためていたマジックパワーだって今は役に立たないでしょ?



でも今のは私に必要なのはそんなモノじゃない




私は顔を真っ直ぐ前に向けて走り出した





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