俺様彼氏の説明書



斗真くんがどんな顔をしてこちらを見ているのか気になるけど、恥ずかしすぎて直視なんて出来ない



観念してとりあえず自分の胸元に意識と視線を集中させながら、首元に付いているリボンに手をかける



その途端、斗真くんがスクッと立ち上がったのが目の端にうつった



え?



次に目に写ったのは、私のリボンを掴んでいる手に添えられる斗真くんの大きな手



シュルッ━━━‥‥



「ちょ!ちょっと!」



「遅いんだよ…」



斗真くんがリボンを無理矢理引っ張ってほどくと、次にブラウスのボタンに手を掛ける



「よくできました、続きは俺がやるから」



「……っ!?」



そう言って斗真くんはサッサとブラウスのボタンを外していく



「ちょっと待ってって!」




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