俺様彼氏の説明書



その言葉を聞いた斗真くんは、私の首に埋めていた顔を上げて目を見開く



あ…なんかかわいい…



じゃなくて!



斗真くんは何を思ったのか、さっきとは反対にドンドンブラウスのボタンを閉めていく



ほっ…


よかった…


あきらめてくれた?


言ってみるもんだよ…


とりあえず今日のところはごめんなさい


今日はどうしても無理な理由があるの…



「確かにここじゃあな」



はい?



私のブラウスのボタンを上まで全部とめた所で、斗真くんが私の手を取った



「今からうちにおいで、たっぷり可愛がってやるから」



楽しそうにいやらしい笑顔を浮かべる斗真…いや



エロガッパ



「あの、お構い無く…」



それに抵抗する言葉が思い付かずにバカな返しをしてしまう私





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