俺様彼氏の説明書




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「はははっ!」



斗真くんの楽しそうな笑い声が響く



「も〜まいったよ…」



私は言われた通り、日曜日に斗真くんの家にお邪魔していた



緊張しすぎてガチガチになる気持ちをほぐす為に



優ちゃんに絶対だれにも言うなと口止めされていた、あの『うどんの汁事件』を斗真くんに話していた



優ちゃん、ネタにしてごめんなさい


今度、うどん奢ります



「三宅優もやるな〜クック…ッ」


「笑い事じゃないんだよ、美桜ちゃんの隣にいた私もモロにうどんの汁を被っちゃって…」



初めて入った斗真くんの部屋



話しに集中しているようで



その実、さっぱり上の空



家の人は出掛けていないって言ってた



もう後はそれしかないと思うと、気が気ではない






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