俺様彼氏の説明書
「もう二度と入れるな」
「そんなの…」
『無理』っと言おうとした言葉を遮るように、斗真くんの顔が近づいてきて私の唇を塞ぐ
「━━っ━━!?」
ソファーに押さえ付けられながら、感情をぶつけるようなキス
う-、ダメだ
やっぱり恥ずかしいよ~!
キスだって今だに馴れないのに、この先なんて考えただけでも気絶してしまう
でもそんなことはお構い無しに、斗真くんの手が私の服の中に侵入してくる
ちょ!
待って!無理!
ストップ!ストップ!
「…斗真く…!」
「…たまには素直に言うこときけよ…」
怒っているはずなのに、それとは正反対の優しいキスが続くから
それだけで思考が停止してしまいそうだ
けど待って…
違う…
何か大事なこと忘れてる
大事な…
そう思った時、斗真くんの手が私の頭を優しく撫でた
━━━━!?
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