俺様彼氏の説明書
取扱い注意の悪魔



「はぁ〜…」



私は昨日のことを思い出して、洗面台の前で大きなため息を付いていた



あの後、とりあえず図書室の一件は解決したようにも思うけど、相手がわからないからなんとなくスッキリしない



微妙だけど斗真くんは嘘は言っていないように思った



これぞ恋は盲目?



上手く騙されてるのかな?



考えれば考えるほど頭が痛い…



私は髪をゆるく巻いてからツインテールにする



斗真くんがこの髪型が好きだって言ってくれたから最近はこればっかり



家で飼ってるダックスフンドに似てるんだって



その答えも微妙だけど、素直に健気にこの髪型をしている自分にも笑えた





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