俺様彼氏の説明書



休み時間に優ちゃんをトイレに誘って、昨日の図書室の話しと今朝の美少女の話をしていた



教室だと斗真くんがいるから話しにくいしね



「え!?そんなことがあったの?」



優ちゃんが驚きの声を上げると、周りを通っている女の子達がチラリとこちらを見てくる



「優ちゃん!声が大きい!」



最近はそうでなくても斗真くんと付き合い出したせいでよく見られる



優ちゃんと違って、見られることに馴れていない私はすごく居心地が悪い



「ごめん、ごめん…でも工藤もどうしようもないね〜」



そうなの…


相手のこともわからなくて非常に不安



「そう言えば、今朝の美少女…斗真くんと浬世也を『先輩』って言ってたなぁ…」


「ふーん…っということは1年生かぁ…」



私は話しながら、今朝の二人の後ろ姿を思い出していた




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