俺様彼氏の説明書



「うわぁ〜噂には聞いてたけど強烈ねぇ〜」



後ろで私達のやり取りを見ていた深雪ちゃんが、再び近づいて来て私に話しかてくる



「斗真もあのこに目をつけられたら、コロッといっちゃうかもよ?」



なんて嫌なことを言うかな…



「深雪ちゃん…あの子のこと知ってるの?」


「え?まあ、なんとなくね?」



深雪ちゃんは聞きたい?っと言わんばかりの得意そうな顔を向けてくる



「1年生の間ではかなり有名よ〜、まあなんせあの容姿だからね」


「うん」


「狙った獲物は逃がさない、正に肉食系美少女!質が悪いわよ〜」



なんか…


嫌なこと聞いた…



「前の斗真ならとっくに食べてるでしょうね〜」


「………」


深雪ちゃんは私の顔をニタニタしながら見てくる



あんたも相当、質が悪いわ




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