俺様彼氏の説明書



それでもどれでも美桜ちゃんのアプローチはこれだけじゃあ終わらない



そりゃそーだろう


どこかで予想はしてた



放課後、掃除が終わっていつも通りに図書室に向かうとそこには当たり前のように美桜ちゃんがいて



「あ、菜々子先輩こんにちは!」



そのエンジェルスマイルに一瞬心奪われて、思わず美桜ちゃんに笑い返していた



ハッ━━━‥‥!!


やばいやばい


何、ライバルに笑い返しているの私は


ってか菜々子先輩だって!?



そう思って美桜ちゃんを見ると、しっかり斗真くんの隣をキープ



斗真くんは本に集中していて気にもとめていない様子


ちょちょちょ!


ちょっと待ってよ!



お願いだから拒否して!



自分以外は興味がないにも程があるでしょ!



隣に彼女以外の女座らせて黙ってないでなんとか言ってよ!



このイケメン悪魔!



この読書オタク!



エロガッパ!





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