俺様彼氏の説明書



でもそこは万年モテモテバッターの美桜ちゃん



私だったら今の言葉で完全にショックを受けて塞ぎ込むところを



片思いを知らない彼女はめげずに、無視する斗真くんに話しかけ続ける



朝と同じ光景



美桜ちゃんハート強いね



斗真くんに朝、キスされたことでまたまた心に余裕が出来ていた私は、少し感心しながら二人のやり取りを見ていた



でもこの余裕がさらに命取りになる



早く追い出していればよかったと後悔することになる



いや、でもきっと余裕がなくても追い出したり出来ないな私は






「斗真先輩、その作家さん好きなんですか?」









< 67 / 166 >

この作品をシェア

pagetop