俺様彼氏の説明書

この人、福山深雪ちゃん


浬世也と同じクラスで、斗真くんを取り合っていたライバルとでも言うのでしょうか？



私はもうそんなライバルにでもすがらなくてはやっていけない程、打ちのめされていた




「何ですって━━━━━━━━━━━━！？」




深雪ちゃんのうざいぐらいのオーバーリアクション



私たちはいつか入ったことのある近くの空き教室に入って、私はさっき見たことを深雪ちゃんに話していた



浬世也に頼るのもまずいし


優ちゃんはもう帰ってしまった



家に帰ってシクシク泣くよりも、たまたま学校に残っていた深雪ちゃんに話すことを私は選択していた



「相手は誰なのよ！？」


「…それがあんまり見えなくて…」


「この役立たずが━━！！」