俺様彼氏の説明書



私の視線に気がついた優ちゃんは


「あ、いいよ?浬ぃくんに頼んで一緒に食べてもらうから」


「優ちゃん…」


「ん?」


「さっきので終わりじゃなくてよかったね」


「うっさいわ!早く行け」



優ちゃんに怒鳴り付けられて足早に教室を後にした



最近の優ちゃんこわっ!



廊下に出ると、斗真くんが私が来るのを待っていてくれる



「遅い…」


「ごめん…」



不機嫌そうにしてても優しいもんね?



怒っててもちゃんと私のこと考えてくれてるもんね?


最近、斗真くんの分析が大分出来てきたでしょう?



そして私は斗真くんの横に並んで歩き出した





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