俺様彼氏の説明書




それと同時に目の前が暗くなって視界が遮断され



女の子達の悲鳴が廊下中に響いた






「「「キャ━━━━━━━━━━ッッツ!!!やだ━━━━━っっ!!!」」」




え…


何…?



視界が開けて私に飛び込んできたモノは



周りの好奇の目と、チラホラと泣き崩れる女の子たち



そして



佐藤くんのクシャクシャに歪んだ苦しそうな顔



グイッ━━━━‥‥‥!




斗真くんはまったく気にする様子もなくグイグイと私の手を引いて図書室に向かって歩いていく



待って…


何これ?





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