俺様彼氏の説明書
え…
「斗真く…」
「あいつんとこ行け」
ドキンッ━━━‥‥……
「もういらない」
「…っ…」
冷たい声
冷たい背中
顔が見えない…
「そういうこと言うおまえ好きじゃない」
斗真くんは振り向きもせずに背中を向けたまま歩き出す
待って
待って
絞りだそうとしても声が上手くでない
どうして?
違うの?
間違ってるの?
誰か教えて
恋が初めて過ぎて
わからない
私は立っていられなくなってその場でしゃがみ込んで泣いていた
食べて貰えなかったお弁当だけが虚しく私の手元に残っていた
※価値観の違い
俺様の価値観は独特です
合わせるか、合わせることが出来なければお別れするしかないでしょう
ただし、気分屋ですので機嫌の良いときにやんわり話すと良いでしょう