あんなやつ大嫌い
「璃里、お茶取って。」
「…めんどくさい。」
「隣に置いてあるでしょ!?」
小鳥が泣きそうな声で言うと、璃里は心底面倒くさそうにため息をつきながら小鳥にお茶を渡した。
「璃里が冷たい…」
「いつもの事。」
璃里は表情を変えずに言うと、スコアボードに目を落とした。
璃里と美魅は小鳥ファンが唯一公認してくれている友人だ。
そもそも生まれたときからの幼なじみだから公認も何も無いのだが、小鳥ファンは女友達を異常なまでにライバル視する傾向にあった。
だから常に一緒にいる璃里と美魅は例外であり、密かに小鳥ファンから人気があったりする。
璃里がスコアボードを書き終わるのを待っている間に、気付けば片付けが始まっていた。
「あっ、ごめん手伝うよ。」
慌てて小鳥が駆け寄ると、後輩たちにガードされてしまった。
「…めんどくさい。」
「隣に置いてあるでしょ!?」
小鳥が泣きそうな声で言うと、璃里は心底面倒くさそうにため息をつきながら小鳥にお茶を渡した。
「璃里が冷たい…」
「いつもの事。」
璃里は表情を変えずに言うと、スコアボードに目を落とした。
璃里と美魅は小鳥ファンが唯一公認してくれている友人だ。
そもそも生まれたときからの幼なじみだから公認も何も無いのだが、小鳥ファンは女友達を異常なまでにライバル視する傾向にあった。
だから常に一緒にいる璃里と美魅は例外であり、密かに小鳥ファンから人気があったりする。
璃里がスコアボードを書き終わるのを待っている間に、気付けば片付けが始まっていた。
「あっ、ごめん手伝うよ。」
慌てて小鳥が駆け寄ると、後輩たちにガードされてしまった。