あんなやつ大嫌い
「そう。」

「結婚かぁ…」

小鳥がしみじみ言うと、紫音は恥ずかしそうに笑った。

「なんかそんなに改めて言われると恥ずかしいんだけどね。」

「だって結婚だよ?
びっくりしたよ…
えっ、もしかして相手の人はアメリカの人…?」

「いや、日本人だよ。
出会ったのはアメリカだけどね。」

「そっか、良かった。
お姉さんが言葉通じなかったら悲しいもん。」

「お姉さんか…
ありがとな、小鳥。」

そう言うと、紫音はそっと小鳥の頭を撫でた。

「駿ちゃんには話したの?」

「うん、帰る連絡したときにね。
今日の夕食で改めて皆に報告するよ。」

「うん、皆喜ぶね♪」

小鳥がそう言うと、紫音は嬉しそうに微笑んだ。
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