あんなやつ大嫌い
「「終わっちゃったね。」」

「そうだねぇ。」

本格的な片付けは明日だが、簡単な片付けを全員で行っていた。

小鳥と美魅と璃里は、運営部の片付けをしていた。

「「…疲れた。」」

「あと少しだから頑張って…」

「ひーくんは?」

璃里の言葉に、小鳥はびくっと肩を強ばらせた。

「…どこに行ったんだろうねぇ。」

美魅は意味深に小鳥を見つめた。

「…気になるねぇ。」

璃里は知ってか知らずか、小鳥を見つめながら言った。

「…あぁもう!!
ここよろしく!!」

小鳥は堪らずに走り出した。

「「…私たちだけでやるの?」」

美魅と璃里は困ったように顔を見合わせて笑った。


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