あんなやつ大嫌い
4月
「今日は委員決めを行います。
まずはクラス委員だけど…
誰か立候補する人はいませんか?」
新学期が始まって一週間が経った。
小鳥は大将さえ絡んでいなければ、優しくて綺麗なお姉さん的存在だった。
大将は小鳥さえ絡んでいなければ、少しだけ口が悪い明るい少年だった。
美魅と璃里は、どんな時でも誰に対しても中立的立場を貫いていた。
つまり、クラスは予想外に穏やかだった。
「立候補ではないですが、私は姉様を推薦します。」
「えっ、私!?」
完全に油断していた小鳥は、慌てたように立ち上がった。
「姉様なら安心です♪」
「確かに!」
小鳥派の一部生徒が盛り上がり出すと、今度は大将派が立ち上がった。
まずはクラス委員だけど…
誰か立候補する人はいませんか?」
新学期が始まって一週間が経った。
小鳥は大将さえ絡んでいなければ、優しくて綺麗なお姉さん的存在だった。
大将は小鳥さえ絡んでいなければ、少しだけ口が悪い明るい少年だった。
美魅と璃里は、どんな時でも誰に対しても中立的立場を貫いていた。
つまり、クラスは予想外に穏やかだった。
「立候補ではないですが、私は姉様を推薦します。」
「えっ、私!?」
完全に油断していた小鳥は、慌てたように立ち上がった。
「姉様なら安心です♪」
「確かに!」
小鳥派の一部生徒が盛り上がり出すと、今度は大将派が立ち上がった。