あんなやつ大嫌い
「姉様…?
ヒロくんって…?」

姉様派は戸惑うように姉様を見つめている。

「大将…
小鳥って呼んだの…?」

大将派は伺うような目で大将を見つめている。

「「年貢の納め時?」」

美魅と璃里が首をかしげた。

小鳥と大将は困ったように見つめ合った。

「はいはい、皆静かに。
先生が説明しましょう。」

「駿ちゃん!?」「駿兄!」

「これ以上隠しておけないでしょ?」

駿が言うと、二人は不機嫌そうにうつむいた。
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