あんなやつ大嫌い
「璃里ー。」
スコアボードを記入している璃里に、ストップウォッチを首から下げた美魅が手を振りながら近づいてきた。
「美魅、どうしたの?」
「ヒロくんが部活来ないから。
こっちに居るかもなって思って。」
「居ないし、来ない。」
「だよね。」
無表情で璃里の隣に座った美魅は、退屈そうにコートを見つめた。
「小鳥ちゃん、何かあった?」
「なんで?」
「なんだか、不機嫌?」
「…当たり。
今説明する?」
「ううん、家で話して。」
「分かった。」
「なんか…」
「うん…」
「「すっごく睨まれてる…」」
美魅と璃里の話に試合中にも関わらず聞き耳をたてていた小鳥は、いつ自分と大将の名前が出るのかと気が気じゃなく、終いには二人を睨み付けていた。
スコアボードを記入している璃里に、ストップウォッチを首から下げた美魅が手を振りながら近づいてきた。
「美魅、どうしたの?」
「ヒロくんが部活来ないから。
こっちに居るかもなって思って。」
「居ないし、来ない。」
「だよね。」
無表情で璃里の隣に座った美魅は、退屈そうにコートを見つめた。
「小鳥ちゃん、何かあった?」
「なんで?」
「なんだか、不機嫌?」
「…当たり。
今説明する?」
「ううん、家で話して。」
「分かった。」
「なんか…」
「うん…」
「「すっごく睨まれてる…」」
美魅と璃里の話に試合中にも関わらず聞き耳をたてていた小鳥は、いつ自分と大将の名前が出るのかと気が気じゃなく、終いには二人を睨み付けていた。