あんなやつ大嫌い
小鳥は動揺しながら美魅と璃里を見つめた。

生物準備室はほぼ駿の私物化されていて、冷蔵庫には小鳥達もかなりお世話になっていた。

けれど生物準備室は生物準備室。

更衣室ではないし、さすがの小鳥達も着替えをしたことはない。

「「でも…」」

「でも?」

「今駿くん中にいたよ?」

「今ひーくん中にいたよ?」

美魅と璃里は不思議そうに見つめあっている。

「そっかぁ…
ってダメじゃん!
逆じゃん!?」

小鳥は慌てて叫ぶと、再び勢いよく扉を開けた。

すると着替え終わった女子が不安そうに小鳥を見つめ、駿と大将が不思議そうに小鳥を見つめていた。

「なんで女子の着替え中に中にいるのよ!?」

「いや、落ち着けって!」
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