あんなやつ大嫌い
「私は皆で一緒が嬉しい。」
「皆で一緒は私も嬉しい。」
のんびりとした声がして振り返ると、入口に同じ顔が並んで立っていた。
「美魅(みみ)、璃里(りり)、着いてきちゃったの?」
「「ダメだった?」」
スピーカーのように左右から響く声に、駿が苦笑いを浮かべた。
「だって小鳥(ことり)ちゃんが行っちゃうから。」
「だって行っちゃうから小鳥(ことり)ちゃんが。」
しゅんとした表情で言う美魅と璃里は泣き真似のように口を覆った。
「…笑いこらえてるでしょ?」
「「バレた?」」
美魅と璃里は無表情のまま、ニヤリと口許で笑った。
「あー…
だから、俺は姉宮小鳥(あねみやことり)と同じクラスは嫌だ!」
「皆で一緒は私も嬉しい。」
のんびりとした声がして振り返ると、入口に同じ顔が並んで立っていた。
「美魅(みみ)、璃里(りり)、着いてきちゃったの?」
「「ダメだった?」」
スピーカーのように左右から響く声に、駿が苦笑いを浮かべた。
「だって小鳥(ことり)ちゃんが行っちゃうから。」
「だって行っちゃうから小鳥(ことり)ちゃんが。」
しゅんとした表情で言う美魅と璃里は泣き真似のように口を覆った。
「…笑いこらえてるでしょ?」
「「バレた?」」
美魅と璃里は無表情のまま、ニヤリと口許で笑った。
「あー…
だから、俺は姉宮小鳥(あねみやことり)と同じクラスは嫌だ!」