Love Prince―18歳の初恋―【完】
「先生の腕と、一緒!」



「何でわかるんだ?」



どっちが先生の腕か、どっちがパパの腕か、迷わずわかると思うけど、似てる。

親子って、やっぱり似るんだね。

私は不思議そうにしてるパパに笑い、わざと焦らした。

ママはクスクスと笑って、「貴方はお風呂どうぞ」と、リビングからパパを出した。



「お前、口にファスナー付けろ」



呆れてる先生を、ショボくれた顔で見る。

でも先生は、体重計を片付けに行ってしまった。



「はぁ…」



何だかショックな私は、ソファーで海亀ごっこを開始。

ーーピポピンポーンッ

そんな時、矢田家のチャイムが、鳴り響いた。




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