Love Prince―18歳の初恋―【完】
「ふーん。彼女じゃないのか!
じゃあ、俺と付き合う?(笑)」



「――嫌!先生じゃなきゃ嫌だもんっ!!」



私は軽いノリの龍介さんを睨み、キッチンから戻って来た先生の背後に隠れた。



「あんまイジメんなよ」



「イジメてねぇよ。はぁ…女ってわかんねぇな」



龍介さんはダルそうに、ビックマックに食らい付く。

私は先生の服の裾を掴みながら見上げると、眉を下げて笑い、「今日だけな?」と、頭を撫でて来た。



「何が?」



「俺の部屋で寝るって話」



「――っ!!」



…嘘っ!;;

超、恥ずかしい!;;

私はありもしない妄想をしつつ、顔を赤らめた。
< 106 / 440 >

この作品をシェア

pagetop