Love Prince―18歳の初恋―【完】
お姉ちゃんに刺身を取り分けて貰ったりして、私は食事を進める。

家族旅行へ行っても、こんな大皿盛りなんて、一品もなかったから、どうしたら良いのか、わからなかったんだ。



「ほら。癒杏、マグロ食べる?」



「あーんっ!」



お姉ちゃんに、マグロを食べさせて貰い、気分は上々。

大トロや中トロより、赤身が好きな私は、じっくりと味わう。



「美味いか?」



「うん!おいひー!(笑)」



パパは嬉しそうにビールを呑む。

料理はパパがセレクトしたから、本当に絶品な物ばかりで、口に運ぶ度、頬っぺたが落ちる。
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