Love Prince―18歳の初恋―【完】
キスなんて、先生には何でもないんだ。

全てに期待してた私は、救いようの馬鹿だと本当に思う。

よくよく考えれば、テレビで見るような、ディープキスじゃなかったし。

…龍哉なんか知らないっ!!

布団に潜り込み、寝る体勢を取ると、足元から変な違和感。



「やっ…、何…?」



布団を捲ると、浴衣をはだかせ、私の足を撫でながら登って来た先生と目が合った。



「たかが従業員に、ヤキモチ妬いてんじゃねぇよ」



「ちょっ……先生?」



首筋に這う先生の舌は、私の感覚、理性を狂わせて来る。
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