Love Prince―18歳の初恋―【完】
しっとりした、甘いような自分の吐息は、夢を見てるかのよう。

先生は「感度がヤバいな」と言いながら、私の浴衣を整えて、布団を被らせてくれた。

同じ布団の中で、ぎゅっと抱き締められると、胸が高鳴る。

ドキドキしながら先生を見上げると、眠そうな目で、私を見て居た。



「先生…大好き」



「ん。俺も」



先生は目を閉じて、眠ってしまった。

初めて聞いた、先生の本音。

ストレートに“好き”だとは言われなかったけど、感動的。

鎖骨から漂う先生の本来の香りを堪能しながら、私もそっと目を閉じた。



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