Love Prince―18歳の初恋―【完】



「…ん…ゆ…癒杏、龍哉っ!!」



「パパまだ眠いよー……パパぁっ!!?」



翌日、パパの声で目が覚めた。

この部屋に居る筈のパパの声に、飛び起きると、「どうなってるの?」と、ママの声も。

隣を見ると、先生は私のウエストに腕を回したまま。



「実は…その…;;(笑)」



「――グハッ!!;;」



苦笑する私に、ママは先生のお腹を踏んづけて、私に抱き着いて来た。



「癒杏ちゃん、龍哉と付き合ってくれたのね!ありがとーう、癒杏ちゃん!」



ママの嬉しそうな反応にに、私も笑顔になる中、先生はパパに、胸倉を掴まれた。
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