Love Prince―18歳の初恋―【完】
「オッサンよりも、まだ若い俺が良くない?」



「良くない!龍哉じゃなきゃ嫌!淳君、パンツ嗅ぐから嫌だ!」



淳君は昔、お姉ちゃんのパンツを嗅いでた事がある。

洗濯済みでも気持ちが悪い。

羞恥な過去を言われた淳君は、陵介君から睨まれ、先生から冷ややかな視線を向けられてる。



「…最低…」



…あっ…。

お姉ちゃんには話してなかった話で、今、初めて聞いたお姉ちゃんは、拳を握りながら呟いた。



「や、あれは出来心で…杏奈すまんっ!!」



「本当に、貴方と付き合ったのは汚点です――ッ!!」



お姉ちゃんの声が、山彦した。

周りからも視線が飛んで来る。
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