Love Prince―18歳の初恋―【完】



ラブラブな時間は、あっという間に終わった。

お昼は地鶏や地元の人が育てた野菜でBBQが出来るお店に来た。

先生と並んで座り、地米のお米の塩むすびを食べてると、焼けたお肉を持ったお姉ちゃんが、目の前に座った。



「さっきより仲良しね?(笑)」



私たちを見透かすような目に、先生は咳払いをして、立ち上がってお肉を取りに行った。

お姉ちゃんは先生の背中を見て、「良かったね」と笑い、私にお肉を分けてくれた。



「うん!」



熱々なお肉を頬張りながら頷くと、先生は陵介君と戻って来た。

陵介君はビールを片手に、もう出来上がっている。

お姉ちゃんにデレデレ。
< 153 / 440 >

この作品をシェア

pagetop