Love Prince―18歳の初恋―【完】
「あんにゃー(笑)」



「……;;」



見た事のない陵介君の姿に苦笑いする私に、お姉ちゃんが「お酒が入ると、いつもこうなの」と、呆れたように言う。

…じゃあ、昨日も?;;

思わずベッドの上で、“あんにゃー!おいでー!”と叫ぶ陵介君を、勝手に想像してしまう。



「さぶっ!;;」



自分で勝手に妄想しといて、気持ちを言葉にした私に、陵介君が、キョトンとした目で見て来た。



「寒い?俺の服を貸したげよー」



服を脱ぎ出す陵介君。



「いい加減にしろッ!!」



しかし、完全にキレた先生に、拳骨を喰らわされた。
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