Love Prince―18歳の初恋―【完】
保健室では、岳が消毒をして、包帯を巻いた。
私は見てるだけしか出来ずに居ると、ドアがノックされた。
振り向けば、杏奈さんが居た。
「失礼します。――亜果利ちゃん、連絡ありがとう。岳君もごめんね?」
杏奈さんの美貌にあんぐり顔のナナコ先生は立ち尽くしたまま、私たちを見つめてる。
杏奈さんが癒杏の頭を撫でると、運転手であろう陵介さんも現れた。
陵介さんは「邪魔!」と、わざわざナナコ先生を押し退けて、ベッドまで駆け寄って来る。
「俺が癒杏ちゃんを運ぶから、杏奈は荷物を持って来い。くれぐれも…兄貴には言うな。ここで言ったら、大変だ」
最後は小声で、陵介さんは杏奈さんに告げた。
私は見てるだけしか出来ずに居ると、ドアがノックされた。
振り向けば、杏奈さんが居た。
「失礼します。――亜果利ちゃん、連絡ありがとう。岳君もごめんね?」
杏奈さんの美貌にあんぐり顔のナナコ先生は立ち尽くしたまま、私たちを見つめてる。
杏奈さんが癒杏の頭を撫でると、運転手であろう陵介さんも現れた。
陵介さんは「邪魔!」と、わざわざナナコ先生を押し退けて、ベッドまで駆け寄って来る。
「俺が癒杏ちゃんを運ぶから、杏奈は荷物を持って来い。くれぐれも…兄貴には言うな。ここで言ったら、大変だ」
最後は小声で、陵介さんは杏奈さんに告げた。