Love Prince―18歳の初恋―【完】
緊張してる校長先生と教頭先生に、「実は妹が…」と、昨日の話をした。

犯人捜しもして欲しいけど、大袈裟にしないで、と。

癒杏をしばらく休ませると話した。



「こちらの教育が行き届きませんで…!;;」



頭を下げる校長先生に、龍介お兄さんが、お兄さんの気持ちを代弁するかのように、「謝罪はいらない」と言う。

私も別に、謝罪はいらない。

また、癒杏が笑顔で登校する事が出来れば良いんだ。



「学校側の対応によっては、癒杏は転校の方向で行きますから。
犯人がわかったら連絡を下さい。一発、殴る位ありですよね?」



龍介お兄さんは、表情は変わらないのに、目はとても怖い。
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