Love Prince―18歳の初恋―【完】
「みんなに心配させて…馬鹿だな…」



安心したような。

でも少し怒ってるパパに「ごめんなさい」と謝ると、「本当よ!」と言った人に、パパは突き飛ばされた。



「おいおい…」



「ゆあちゃん…もう、心配したわよ…」



「叔母様…?」



私の前に立つ女性。

パパの妹さんで、敏腕な弁護士である、祐子ーユウコーさん。

パパの会社の顧問でもある。

パパのお姉さんは嫌いだけど、祐子叔母様は好き。



「癒杏から離れろ!」



抱き着いて来た叔母様に怒鳴るパパを、今まで見た事なくて、私はあんぐり顔で、立ち尽くす。
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