Love Prince―18歳の初恋―【完】
でも素は優しくて、怒ったりしない。

仕事柄、ビビられたり、絡まれたりするけど、叔父様は相手にせずに居る。

受け身を取る事は出来ても、人を殴った経験はないとか。



「叔父様にもまた会いたいなぁ」



「いつでも家へいらっしゃいよ。博和ーヒロカズーも喜ぶわよ」



叔母様は煙草を携帯灰皿へと入れ、「貴方たちも是非に」と笑った。

私は先生の腕を掴み、「一緒に行こうね?」と言う。



「叔母様の家は、私のお家(うち)より大きいんだよ?確かね…“極道家”って、有名!」



「「何か嫌な予感…;;」」



私の笑みに対して、先生と龍介さんは、少し青ざめたような表情。
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