Love Prince―18歳の初恋―【完】
「癒杏ちゃんの叔父様って…;;」



「泣く子も黙る“任侠映画のドン”、末松ースエマツー博和よ(笑)」



「でも叔父様、本当は優しいんだよっ!!」



意地悪な笑顔の叔母様から目を背けるように、私は叫んでアピール。

“行かない”って言われたら、寂しいから。

叔母様は、「博和に怯える玉なのかしら?」と、懲りずに2人をニヤニヤと笑ってる。

龍介さんは、「兄貴に比べて、俺はダメです;;」と、意味深な発言をしながら、私の背後に逃げて来る。

先生を見上げると、顔を引きつらせて笑ってる。

…どういう意味なの?

私はジーッと、龍哉を見つめていた。




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