Love Prince―18歳の初恋―【完】
家に帰ると、朝食も食べずに、先生たち3人が待っててくれた。
縫った事を報告すると、龍哉は手が痛まないように、優しく握ってくれた。
陵介君は写真を見つめ、「ムカつく」と、連呼してる。
「しばらく、癒杏は家から出ない方が良いな。この家に居る事がバレてても、ストーカーされてたら困る」
パパは冷静に告げて、ママが出したお茶を飲む。
先生はコーヒーを飲み、「潰す」と言った。
「龍哉。貴方はもう、あの頃より若くないの。無茶は止めてね?」
ママは私たちにご飯を運びながら言う。
私の中には、また疑問が生まれた。