Love Prince―18歳の初恋―【完】



―――運良く岳のパパに見て貰えて、丁寧な処置を受けて帰宅。

帰宅するなり、先生の部屋に籠る私に、お姉ちゃんが新しいお弁当箱を見せた。

テディベアの描かれた、ピンクのお弁当箱。



「明日から、これにお昼ご飯を詰めて貰うから。行く行くは、学校に持って行こうね?」



「ありがとう。可愛い!」



手に持ち、本当に喜んでる私に、お姉ちゃんは微笑んでくれた。

笑顔が益々、綺麗になってて、思わず見つめると、鼻を摘ままれた。



「そんな可愛い顔で見られたら、穴が空いちゃうわよ」



「可愛くないもんっ」



鼻を解放され、お姉ちゃんに誘われて、お弁当箱をキッチンへ持って行く事に。
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