Love Prince―18歳の初恋―【完】
23‐伝説の18歳
公園の入り口を見ると、ジャージのポケットに手を突っ込んで立ってる陵介君。
私は落ちたテディベアを拾い、隙を見て陵介君の後ろに逃げて隠れた。
「誰だよ」
「は?関係ねぇだろ。
てか、逃げなくて良いのか?もうそろそろ…揃うけど」
陵介君は腕時計を見ながら、ニヤリと笑った。
シャツの裾を引っ張り、陵介君を見ると、「何が揃うんだよ」と、正論な突っ込みが来た。
「北高の鬼”の、歴代トップ5だけど」
…北高?
鬼って、何?
私が首を傾げてると、公園の周りに、車とバイクが4台も停車。
1台は、見慣れたハリヤー。
私は落ちたテディベアを拾い、隙を見て陵介君の後ろに逃げて隠れた。
「誰だよ」
「は?関係ねぇだろ。
てか、逃げなくて良いのか?もうそろそろ…揃うけど」
陵介君は腕時計を見ながら、ニヤリと笑った。
シャツの裾を引っ張り、陵介君を見ると、「何が揃うんだよ」と、正論な突っ込みが来た。
「北高の鬼”の、歴代トップ5だけど」
…北高?
鬼って、何?
私が首を傾げてると、公園の周りに、車とバイクが4台も停車。
1台は、見慣れたハリヤー。