Love Prince―18歳の初恋―【完】
「北高のトップ5って…」



「矢田って、伝説じゃねぇか!」



仲間割れが起きたのか、井ノ原先生を残して3人が逃げようとしてる。

しかし、ヘルメットを被った人が、「逃げるなんて、ダサいな」と、行く手を塞いだ。

…あれ?



「龍介さん…?」



私の声が聞こえたのか、ヘルメットを外す男性。

その人は間違いなく、龍介さん。

龍哉を見付けた時には、もう井ノ原先生に迫ってた。



「ちょっと待っててね」



陵介君は、私に鞄を渡して、4人に近付いて行く。

…1・2…5人っ!!



「龍哉さん、どうします?こいつら」



「陵介。こいつら先輩の彼女に何したんだ」



トップ5というか、1代目、2代目の集まりだろうか。
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