Love Prince―18歳の初恋―【完】
「兄貴…究極の鈍感だから、早く慣れた方が良い。一々、動揺してたら疲れる」



「だな;;これから担任だしな;;」



私をチラチラ見ながら会話をする2人に、意味がわからないまま、首を傾げて笑った。

パパは私の頭を撫で、「気にする事ない」と、アイスをくれる。



「ありがとう!私、このクリスピーバニラ大好き!」



アイスを受け取るなり、私は箱と袋を開けて、最中にサンドされたバニラアイスを頬張った。



「おいひっ!パパ大好き!」



パパは私の、もう1人のパパ。

たくさんの我が儘を言えて。

甘やかしてくれる人。
< 24 / 440 >

この作品をシェア

pagetop