Love Prince―18歳の初恋―【完】
「道具は通販で注文してあげるから、安心して!後は学校やセミナーを考えないとね」



陵介君は応援してくれるらしく、私より本に夢中。

赤信号で停まる度に本を読み、前をちゃんと見てるか不安になりつつ、無事に帰宅。

ママは陵介君の姿を見て、「誰の夢よ;;」と、半ば呆れてる。



「ジェルとスカルプ?よくわかんないけど、別々のキットなわけか。ジェルはハードとソフトがあって…筆も色々あるわけか」



買い物リストは私に訊かず、メモ帳に書いて行ってる。

…そんな急がなくても;;

私は苦笑しながらも、ママと似てる性格を見て、次第に可笑しくなって来た――…。




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