Love Prince―18歳の初恋―【完】
龍哉が2人を誘い、喫茶店に入った。

どうやら煙草が吸いたかったのか、喫煙席を選ぶ。



「これが、担任なのね。ま、奢りだし、大人しくアイスコーヒーでも飲もうかな」



「俺はメロンソーダ!」



私がメニューを見て迷ってると、亜果利の小言に先生が指をポキッと鳴らした。

煙草を銜えれば、首も鳴らす。



「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりでしょうか?」



先生が怒ってるか訊こうとすると、店員さんがお冷やとおしぼりを持って来た。



「アイスコーヒー二つと、メロンソーダ。癒杏は?」



龍哉に呼ばれたが、私は決まってない為、岳と同じメロンソーダにした。
< 256 / 440 >

この作品をシェア

pagetop