Love Prince―18歳の初恋―【完】
正面に座る先生をジーっと見つめる。

正確には見とれてると、龍哉の背後を、1人の男の人が横切る。



「あ……あーッ!!」



「…え?」



「いきなり叫ぶな!人を指差すな!」



決して龍哉を指差したわけではない。

私がガン見する男性は、首を傾げてる。



「神様の旦那さん…」



「「「“神様”?;;」」」



立ち上がりながら呟く私の視線を辿り、呆れてる3人が神様の旦那さん、武井歩斗さんを見た。

そして、歩斗さんに気付いた先生は、「…何だ。お前かよ」と、脱力した。



「“神様の旦那さん”だよ!!」



…凄い人なんだよっ!!
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